AIに報告書や計画書を書かせると、長いMarkdownのテキストが返ってきて、正直読みきれない。そんな経験はありませんか。今回は、AnthropicのClaude CodeチームのThariqさん(@trq212)がXとClaude Blogで発表した仕事術「The Unreasonable Effectiveness of HTML(HTMLの不合理なほどの有効性)」を紹介します。 😊

Markdown、読みきれない問題

提案はシンプル「AIの出力をHTMLにする」

Claude Codeに計画書・レポート・レビュー結果を書かせる時、普通はMarkdownのテキストで受け取ります。Thariqさんの提案は、これを「インタラクティブなHTMLページ」として出力させるというものです。

MarkdownをやめてHTMLに

なぜHTMLなのか。理由は3つあります。

  • Claude Codeはファイル・Git履歴・Slack や Linear(MCP経由)・ブラウザなど大量の情報を読めるので、それらを統合したリッチなレポートを作る材料が揃っている
  • HTMLならグラフ・フローチャート・注釈付きの差分・スライダー付きの試作品など、文章では伝わりにくいものを視覚的に表現できる
  • ブラウザでそのまま見られるので、リンクを送るだけで共有できる

視覚的で共有もラク

具体的な使い方4パターン

1. 仕様策定・計画

複数のアプローチをグリッド状に並べて比較検討します。文章で「案Aは〜、案Bは〜」と読むより、並べて見比べる方が圧倒的に判断が速いです。

使い方1: 計画づくり

2. コードレビュー

PRの変更点を注釈付きの差分やフローチャートで可視化します。Thariqさんは「GitHubの標準の差分表示より分かりやすい」とまで言っています。

使い方2: コードレビュー

3. デザイン・プロトタイプ

スライダーでアニメーションの動きを調整できる試作品をその場で作らせます。「もう少し速く」「もう少し弾む感じ」を口頭で往復するより速いです。

使い方3: プロトタイプ

4. 使い捨てエディタ

個人的にはこれが一番面白い発想でした。チケットの並び替えや設定変更など、その作業専用の一時的な編集画面をAIに作らせて、画面上で操作した結果をAIに戻すというワークフローです。ツールを「開発」するのではなく、その場で「使い捨てる」わけです。 😏

使い方4: 使い捨てエディタ

トレードオフも正直に語られている

いいことずくめではなく、弱点も明確です。

注意: 生成は2〜4倍遅い

  • HTMLはMarkdownより生成に2〜4倍の時間がかかる
  • HTMLの差分はノイズが多く、Gitでのバージョン管理には向かない

注意: Gitと相性が悪い

ただし生成コストについては、100万トークン級のコンテキストが当たり前になった今、トークン増は実用上の問題にならない、というのが筆者の立場です。

本当の狙いは「ループ内に留まる」

この手法の核心は見た目ではありません。長いMarkdownの計画書は誰も読まなくなり、結果として「読まずに承認」、つまりAIへの丸投げが起きます。視覚的に分かりやすいHTMLなら人がちゃんと読むので、開発者が意思決定に関与し続けられる。Thariqさんはこれを「Stay in the Loop(ループ内に留まる)」と呼んでいます。

本当の狙いはループ内に留まる

AIの出力が増えるほど「読まれない文書」も増えます。毎日の自動レポートをHTMLで受け取る形に変えるだけで、読む率が上がって丸投げ事故を減らせる。地味ですが効く考え方だと思います。 😌

この内容はショート動画でも配信しています。チャンネル「AI Times -サキ-」もよろしくお願いします。

出典: Thariqさん(@trq212、Anthropic Claude Codeチーム)のXポストおよびClaude Blog ※この記事のスライドはNotebookLMで生成しています。

最後まで読んでくださりありがとうございます。よろしかったら、いいね / レビュー / ブックマークをお願いします!