やきいもテックを開設してからちょうど1週間。気付けば13本の記事を公開していました。Hugo + PaperMod + Cloudflare Pages という構成で、思っていたよりずっと楽に運用できています。

ただ、何度かハマった落とし穴もありました。今回は1週間で見えてきた運用Tipsを、ハマった話とセットでまとめます。

なぜこの構成にしたか

候補としては WordPress、Zenn、note なんかも頭をよぎりましたが、最終的に Hugo + Cloudflare Pages に落ち着きました。理由はざっくり3つ。

  • 静的サイトなので速い: ページ表示が一瞬。SEO的にも有利
  • Markdown で書ける: エディタの好みに縛られず、Claude Code でそのまま書ける
  • Cloudflare Pages が無料で激速: グローバルCDNが付いてくる

個人ブログでサーバー管理に時間を取られたくない、けど自由度は欲しい。そういうワガママを叶える組み合わせでした。

ハマった罠 その1: buildFuture=false の落とし穴

いちばん何度も踏み抜いたのがこれ。Hugo の設定 buildFuture = false は、記事の date が現在時刻より未来だとビルド対象外にする仕様です。

「公開日」だけでなく時刻まで含めて判定されるのが地味に効きます。

# JST 14:00 に書いた記事をそのまま公開しようとした
date: 2026-04-23T14:00:00+09:00

# 現在 JST 13:00 → 1時間後の未来扱いでビルドされない

1週間で4回この罠にハマりました。慣れてからは以下のルールで回避しています。

  • 記事の dateJST 午前6時など、今より明らかに過去 にする
  • 時刻を省いて date: 2026-04-26 だけにすれば00:00:00JSTで安全

ハマった罠 その2: urlize の誤算で404

トップページで「カテゴリ名のリンク」を作るときに、最初こう書いていました。

<a href="{{ printf "categories/%s/" (index . 0 | urlize) | relURL }}">

「AI & Claude Code」というカテゴリ名のとき、urlizeai-claude-code(ハイフン1つ)を生成しますが、Hugo が実際に作るフォルダは ai--claude-code(ハイフン2つ。& がスペース2つに置換されるため)。URL不一致で404が返っていました。

修正は Hugo の .GetTerms を使ってタクソノミーページの RelPermalink を取る方式へ変更。

{{ with ($p.GetTerms "categories") }}
  {{ $cat := index . 0 }}
  <a href="{{ $cat.RelPermalink }}">{{ $cat.LinkTitle }}</a>
{{ end }}

手動で URL を組み立てるのではなく、Hugo に組み立てさせるのが鉄則。記号付きカテゴリ名でも安全です。

Cloudflare Pages の自動デプロイは強い

git push するだけで Cloudflare Pages が自動でビルド & 公開してくれる仕組み、シンプルですが本当に強力です。

[Claude Code でMarkdown編集]
  → [git push]
  → [Cloudflare Pages がHugoビルド]
  → [グローバルCDNに展開]
  → [完了]  所要時間 1〜2分

ローカルで hugo を叩く必要すらありません。AI に書いてもらった記事を、人間は内容を確認して push するだけ。1記事公開のオペコストが体感ゼロ。

念のため GitHub Actions で Scheduled Hugo Rebuild を毎日定時に走らせて、未来日付の予約投稿が確実に拾われるようにもしてあります。

カテゴリ設計の振り返り

開設時に設計した3カテゴリ、1週間運用してみての評価です。

カテゴリ本数評価
AI & Claude Code5本◎ もっとも書きやすい。日々触っているので着想が尽きない
自動化4本○ AI&Claudeと地続きで書ける。本記事も含めて5本目
Webアプリのセキュリティ3本△ ネタ出しに頭を使う。ただ書くと刺さる手応えあり

振り返って、3カテゴリは多すぎず少なすぎずの良いバランスでした。1〜2カテゴリだと飽きるし、5以上だとどれも薄くなる。

1記事を書くフロー(実測)

体感の所要時間です。

  1. ネタ決め(5分): 既存記事と被らないか検索
  2. 構成案作成(5分): AI と相談しつつ章立て
  3. 本文執筆(15〜30分): AI に下書きさせて自分で手を入れる
  4. AI臭の除去(10分): em dash・曖昧強調詞・接続詞連鎖を削る
  5. プッシュ&デプロイ確認(5分)

1記事 1時間前後で書けています。AI 任せで書き散らかすのではなく、自分の体験ベースで「ここは違うな」と直すのが大事。

これからやりたいこと

  • アフィリエイトリンクの差し込み(もしも・A8登録済み、Amazon提携待ち)
  • 記事内の図版を充実(現状ASCII図しかない)
  • 検索流入の計測(Google Search Console まだ)
  • 週次の運用レポート自動化(Claude API 連携で)

1週間で13本書いて、ブログ運用のしんどい部分の多くは「仕組み化できる」ことが分かりました。書く側のリソースは、書くこと本体に集中させたい。それを支えてくれているのが Hugo + Cloudflare Pages という静的サイト構成です。

個人技術ブログを始めようか迷っている方、この構成、おすすめです。